右変形性膝関節症
医療法人社団愛慶会 前野整形外科
前野 晋一 先生
使用機種:S-scan
患者
79歳 女性
既往歴
喘息、脳腫瘍手術、大腸癌手術
現病歴
2010年頃より痛みあり。近医で保存的に加療されるも軽快せず、
2021年2月6日 当院初診。
2021年2月6日 当院初診。
初診時所見
右膝は内反変形著明(O脚3横指)
可動域 0-125度(健側左は0-130度)
捻じる動作で痛みあり。
可動域 0-125度(健側左は0-130度)
捻じる動作で痛みあり。
MRI画像所見
関節水腫著明。
内側コンパートメントはK-L分類でIV度の変性あり。
関節軟骨は消失、内側半月板も変性した上に、radial displacementを起こし関節裂隙から逸脱している。一部軟骨下骨骨折のような病態から、骨髄内浮腫を特に脛骨に来している。
脛骨内側には遊離骨片を認めるが、靭帯付着骨片ではなさそう。
前十字靭帯は粘液変性(mucoid degeneration)を起こし高輝度化しているが存在しているよう。
外側コンパートメントは変性軽度だが、外側半月板前節を中心に変性あり。
膝蓋大腿関節にはII度以上の変性あり。
内側コンパートメントはK-L分類でIV度の変性あり。
関節軟骨は消失、内側半月板も変性した上に、radial displacementを起こし関節裂隙から逸脱している。一部軟骨下骨骨折のような病態から、骨髄内浮腫を特に脛骨に来している。
脛骨内側には遊離骨片を認めるが、靭帯付着骨片ではなさそう。
前十字靭帯は粘液変性(mucoid degeneration)を起こし高輝度化しているが存在しているよう。
外側コンパートメントは変性軽度だが、外側半月板前節を中心に変性あり。
膝蓋大腿関節にはII度以上の変性あり。
治療経過
人工関節手術の適応と思われたが、MRI所見の結果、内側コンパートメントのみの変性ではないことが判明し、単顆置換術でなく全置換術を選択。
2021年3月4日 手術(人工膝関節置換術)を施行。以後経過良好である。
2021年3月4日 手術(人工膝関節置換術)を施行。以後経過良好である。